以前三省堂のレジで配付されていたミュシャ作品がプリントされたしおりもお付けします。暗所にて保管していたので日焼けは見当たりません。カドに若干のダメージがあります。自宅保管品である事をご理解いただける方のご購入をお待ちしております。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、世紀末のパリで活躍した最も重要な装飾芸術家の一人です。ミュシャ流の個性的で独創的なポスターや装飾パネルは、フランスのアール・ヌーヴォーの代名詞のようになりました。ミュシャは、サラ・ベルナールの崇拝者でありイコノグラファーであり、また身近な広告や書籍の挿絵画家としても知られています。しかし、ミュシャの功績はそれだけではありません。装飾芸術家としての絶頂期に、芸術は思想に奉仕すべきだと確信し、戦間期のチェコ政府の芸術文化顧問となり、肖像画や大きな象徴的な絵画のほか、議論を呼んだ大規模なフレスコ画「スラブ叙事詩」を完成させたのです。 ミュシャの全作品を網羅した初の本格的な解説書である本書では、ミュシャの全作品の中から、絵画、ポスター、装飾画、パステル画、ドローイング、挿絵などの作品を取り上げ、解説と複製を掲載しています。さらに、ミュシャのパリ時代、サラ・ベルナールとの関係、アメリカのパトロンの重要性、グラフィックや絵画のテクニック、大きなカンヴァスの保存に関する問題などについてのエッセイも掲載されています。 この本は、1998年にサンディエゴを皮切りに全米で開催されるミュシャの展覧会のカタログです。 発行はアート・サービス・インターナショナル(ワシントンD.C.)との提携によるものです。出版社 : San Diego Museum of Art (1998/2/1)発売日 : 1998/2/1言語 : 英語ペーパーバック : 344ページ